学部・大学院

留学体験レポート (サンディエゴ州立大学)

国際言語コミュニケーション学科 S.Aさん
(留学時の学年:2年次)

留学の動機、目的
海外の文化や人々をダイレクトに感じながら学びたい

日本で語学を勉強しているだけでは決して知ることのできない海外の人々の暮らしや文化、そのコミュニケーションスタイルや、ものの考え方、感じ方の違いなどを実際に自分の目で見て、彼らとコミュニケーションを取りながら学びたいと強く思ったことが、今回の留学を決めたきっかけでした。大学に進学し、中国語やフランス語といった新しい語学の習得に挑戦したり、今まで中学や高校で詳しく学んでこなかった現在世界中で起きている出来事や文化の違いを学ぶことで、様々なことに興味を持ち始めました。今まで、浅い知識で勝手に思い込んでいたことや、勘違いしていたことが世界にはまだ多くありました。実際に世界中の人々の生の声を聴いて真実を知りたいと思い、「人種のるつぼ」と呼ばれるアメリカに留学することを決めました。

留学での学習内容
二つのプログラムに挑戦

滞在期間中、前半と後半で異なる二つのプログラムに挑戦しました。一つ目は、EAP(English for Academic Purpose)という、アメリカ国内の大学への進学を目指すプログラムでした。基礎的な文法やリーディングはもちろん、スピーキングやライティングは発展的な内容でしたが、これらの授業を通して自分は大いに成長できたと思います。最もハードだったライティングのクラスは一コマが110分と長く、課題が多かったこともあり、大変ではありましたが、何とかクラスメイトたちと助け合い、乗り越えていました。

難易度の高い本を要約し、アカデミックな文章の書き方も学びました。個人的に自分が最も楽しめた授業は、Diversity in Americaというディベートのクラスでした。文化差や性差、人種差別がテーマになることが多く、最初は英語力以前に自分の意見を出すこと自体が大変で、「自分の意見を持つこと」の大切さを学びました。慣れてくると周りの目も気にならなくなり、文法が間違っているかもしれないという不安をを乗り越え発言ができるようになり、先生もクラスメイトたちも興味深そうに私の話を聞いてくれるようになりました。このクラスの仲間たちとは米大統領選についても熱く語り合った思い出があります。

二つ目のプログラムはSE(Social Entrepreneurship)といって、ビジネス英語とコースの名の通り「社会起業家」の両方について学ぶことができるプログラムとなっていました。このコースのライティングのクラスでは、ビジネスメールや日本とは違った履歴書の書き方、クレームへの対応の仕方など、実用的なことを学ぶことができ、新鮮で興味深かったです。リーディング、リスニング、スピーキングのクラスでも、社会起業家に関する映画を見たり、グラミン銀行やアショカ財団などをはじめとするさまざまな企業や団体、活動内容などのリサーチを行いました。

私のクラスにはアジアやヨーロッパなど10を超える異なる国籍の生徒が集まり、彼らとグループワークやディスカッションを行ったり、彼らのポスタープレゼンテーションを聞いたりと、良い刺激になることばかりでした。大事なのは英語力だけではなく、伝えようとする強い意志とそのための工夫なのだということが分かりました。何よりも人前で喋ることが苦手だった私は、このコースを通して大いに成長できました。

留学先の生活の様子や魅力
温かくフレンドリーなホストファミリーのもとで

私は今回の留学で、悩みや不安を抱えずに生活を送れたのは、温かくフレンドリーなホストファミリーの存在があったからだと思っています。学校で不安なことがあったり生活面で困っていることがあったときには、それがどんなに些細なことでも彼らは私を全力でサポートしてくれました。家族の誰かが誕生日の時はディナーを外に食べに行ったり、子どもたちが夕飯までに宿題を終えていたら、夕飯後に少し遠くまで花火を見に行ったりと、大きなイベントではないけれど、数え切れないほどたくさんの思い出があります。帰国した今でも、ホストマザーが作ってくれたメキシコ料理が恋しいです。

放課後は語学学校の友人や大学に通う現地のアメリカ人やメキシコ人の友人たちと夕飯を食べに出かけたり、大きなモールへショッピングに行ったりすることもありました。語学学校というと、なかなか現地の友人を作りづらいイメージを持たれるかもしれませんが、全くそのようなことはありませんでした。私はいくつかのサークルに所属していたこともあり、アメリカ人やメキシコ人はもちろん、世界各国から集まってきていた語学学校のクラスメイトたちとも交友を深めることができ、信頼できる友人が世界中に増えました。

留学で「得たもの」
今の私の人生に欠くことのできない人々との出会い

間違いなく自分の視野は広がったと思います。私たち日本人が持ちがちな、海外の人々や文化に対する「イメージ」や「ステレオタイプ」に頼ることなく、「実際の」世界を見て、感じ、深く知ることができたと思います。本当の家族のように接してくれたホストファミリーは、私の第二の家族と言っても過言ではないですし、サンディエゴでできたアメリカ人をはじめとする様々な国籍の仲間たちも今の私の人生に欠くことのできない存在になっていて、これからも交流を続けていきたいと思っています。必ずものにして帰ると意気込んでいた英語力も、目や耳から現地の英語を絶えず吸収し続けた甲斐あって、7カ月の滞在でも十分に実力を伸ばすことができたと思います。

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