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藤岡阿由未 舞台芸術論

祝祭と議論──現実社会に向き合うための劇場体験とは何か

このゼミでは、ギリシャ悲劇から現代のミュージカルまで、古今東西の舞台芸術を研究しています。舞台芸術は、非日常的な祝祭空間、問題を議論する空間、という二つの役割を担いながら、人が人と生きるために不可欠なものとして、国や文化に関わらず古代から続いてきました。観客は劇場で、美学的問題、形而上・形而下の問題、そして現実の国内外の社会問題まで、多様な価値を検討、そして「仮の」体験をし、劇場を出て現実へ戻っていきます。情報過多の現代において、現実を向き合う方法を習得するために、さまざまな作品を取り上げて考察します。
藤岡阿由未 教授 プロフィール
演劇学、英国近代演劇、比較演劇を研究。関心領域は演劇、文学、美術、映画、音楽など、カノンから大衆文化まで。現在は、国立劇場構想、日英演劇の異文化接触、アジア・パシフィックの劇場文化など、国内外の研究プロジェクトを手がける。主要業績は『ロンドンの劇場文化―英国近代演劇史』(編著、朝日出版社、2015)、『演劇の課題2』(共編著、三恵社、2015)、『演劇の課題1』(共編著、三恵社、2011)「グランヴィル・バーカーの『あるべき演劇』考察―『我々の演劇』という公共性の獲得」(『文芸研究』111号、2012)など、その他劇評、解説文多数。
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