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食品科学領域

詳細紹介

食品衛生学分野

担当教員:[講師]及川 佐枝子

研究テーマ

人が毎日摂取している食べ物には、健康の維持増進に役立つ一方、健康に悪影響を及ぼすものもあります。近年、がんや動脈硬化、肥満、糖尿病などの生活習慣病の発症に、活性酸素だけでなく炎症が密接に関係することが明らかになってきています。食品汚染物質や加工食品に含まれる添加物などは、生体内で酸化ストレスや炎症反応を引き起こす可能性があり、様々な疾患の発症や進行に関与することが考えられます。当研究室では、それら食品由来の種々の化学物質について、安全性の検討を目的として遺伝子損傷作用など、生体への影響について研究しています。

トピックス

食品には、「栄養」「嗜好性」「生体調節」の3つの機能がありますが、安全性が損なわれてはこれらの機能は成り立ちません。「安全性」は食品全体の要素となります。最近、テレビや新聞、インターネットでは、食と健康に関する情報があふれていますが、大げさなものや間違っているものも見受けられます。食と健康について、正しい知識をもって一般の人に説明できる能力を身につけて欲しいです。

食品機能学分野

担当教員:[教授]江崎 秀男

研究テーマ

ヒトの健康をプロモートする食品中の生理機能因子の探索と新規食品・食品素材の創製

  1. 味噌、醤油、納豆、清酒などの伝統的な発酵食品中の抗酸化物質の探索とその機能性の評価
  2. 豆乳を用いた新規乳酸発酵食品およびチーズ様食品の創製と抗酸化性をはじめとする機能性の評価
  3. 発酵食品の膵リパーゼ阻害作用・ACE阻害作用、α-グルコシダーゼ阻害作用
  4. 食品産業副産物(未利用資源)の微生物を用いた有効利用
  5. オカラ紅麹の抗酸化性およびその有用性
トピックス
ヒトの健康維持・増進、また疾病予防の観点からも食生活の果たす役割は大きい。わが国には古くからさまざまな伝統食品が存在し、ヒトは長い間その恩恵を受けてきました。特に、微生物を利用した発酵食品においては、食品の栄養機能や嗜好機能を改善・向上させるのみならず、生活習慣病や老化の予防に寄与する生理機能を増強させる可能性も大きいと考えられます。本研究室では、伝統的な発酵食品の醸造技術の中に秘められた謎を解き明かすとともに、これら発酵食品に使用される微生物の機能を活用した新規機能性食品素材の創製に努めています。
その他詳細情報

大学ホームページの大学院生活科学研究科サイトで公開しています。

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生化学分野

担当教員:[教授]本山 昇

研究テーマ

高齢化に伴いがん・認知症などの種々の老年病を発症し、QOL低下の原因となっています。高齢化に伴う老年病発症を遅延させ「健康寿命」を延長させることは重要な事案となっています。老年病発症の共通のリスクファクターは老化で、とりわけ注目されているのが、細胞の老化「細胞老化(Cellular Senescence)」です。また最近の研究から、細胞老化を起こした細胞(老化細胞)が炎症やがんの進展を促進する種々の液性生理活性因子を分泌することが明らかになってきています。この現象は、「細胞老化随伴分泌現象(SASP)」と呼ばれ、老年病の発症や個体老化と密接に関わっていると考えられています。そこで研究室では、細胞老化およびSASPを制御する分子メカニズムを明らかにするとともに、それらを抑制する食品由来の生理活性因子の探索を行い、老年病発症や個体老化の予防に関する有効な食品情報の提供を目指しています。

トピックス

日本の超高齢化社会において、老化研究は重要な課題です。当研究室では、生化学・分子細胞生物学的手法を駆使しこの課題に取組むとともに栄養学的アプローチも行いたいと考えています。またこれらの研究を通して、科学的思考も身につけてもらうことを期待しています。

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