
私は、2005年4月1日付で学園長に就任するとともに、椙山人間学研究センター長を拝命(兼務)することになりました。浅学非才ですが、任務遂行に微力を尽す所存ですので宜しくお願いいたします。
「椙山人間学研究センター」は、もともと学園創立100周年記念事業の一つとして私が提唱し実現の運びとなったものであるだけに、ひとしお感慨深いものがあります。同センター開設の趣旨は、「学校法人椙山女学園が、建学の精神に基づく伝統に立って、その教育理念の“人間になろう”そのものを、より広くより深く研究し、新たな人間についての知の開発を通して、学園の教育研究、学術の振興に寄与するとともに、研究の成果を広く学界、一般社会及び地域社会に向けて発信する拠点として設置する」(「規程」第1条より)ということであります。
21世紀における椙山女学園は、社会に開かれたものとして発展していく必要があります。言うまでもなく、本学園は教育機関であるだけでなく研究機関でもあります。「椙山人間学研究センター」は、「人間」をキーワードとする人文・自然・社会科学分野の学際的・融合的研究を通じて椙山独自の教育理念「人間になろう」を理論的に追究し、その成果を教育に反映させることを目指すとともに、21世紀における新たな「人間学」の構築をも目指すものとしたい、「椙山人間学研究センター」というネーミングには、そんな強い願いが込められています。最後に、このセンターが研究活動のみならず公開講座やシンポジウム等の諸活動を通じて、学園関係者はもとより、趣旨に賛同して下さる内外の多くの人々の「知の交流」の場としても親しまれる存在になることを期待しております。