

平成17年6月に食育基本法が制定されました。これは、近年における国民の食生活をめぐる環境の変化に伴い国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが緊要な課題となっていることなどを背景とするものです。 法律の前文では、「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。」、「子どもたちに対する食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものである。」としており、子どもたちを対象とした食育の重要性を強調しています。
幼稚園から大学・大学院までを擁する椙山女学園は、この課題に真正面から取り組むこととし、「人間になろう」という椙山女学園の教育理念に基づく人間教育の一環として、食育に関する事業を総合的かつ計画的に推進するために本センターが設置されました。中島正夫初代センター長、脊山洋右2代目センター長のあとを受けて私がセンター長を拝命されました。本センターは発足以来4年がたち、学園全体としては、「椙山女学園食育推進基本指針」の策定、食に関する実態調査(児童・生徒・学生と保護者)、食育推進センター講演会(6月に椙山フォーラムとして実施)、「人間論」の中での食育教育(椙山女学園大学生)、あるいは、中学校新1年生保護者を対象とした食育講演「中学校・高等学校時代における食の大切について」、外部依頼を受けた食育講演など、学園内外の食育活動の支援などを行ってきました。私は、もとより微力ですが、先代の両センター長の意志を受け継ぎ、職責を全うすべく力を尽くして参りたいと存じますので、ご指導ご鞭撻賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
椙山女学園食育推進センター長 中村 好志