毎年恒例となったアフリカン現代アート「ティンガティンガ」の贈呈式が、5月15日（水）に行われました。当日は、ティンガティンガ作品を日本に広め、タンザニアの人々の生活改善に努める島岡由美子氏と、ティンガティンガアーティストのヤフィドゥ氏が来校し、児童と交流を深めました。
　今年で7回目となる贈呈式では、ティンガティンガ作品とともに、島岡氏が2017年に出版した本「アフリカの民話集 しあわせのなる木（未来社）」など3冊を寄贈いただきました。そのお礼に児童たちは、感謝の気持ちを込めて日本の四季と椙ニコちゃんを描いた羽子板と花束、オリジナル文房具の「椙ニコちゃんグッズ」をプレゼントしました。これらは、島岡氏によってタンザニアの小学校の子どもたちに届けられ、両校の交流の架け橋となっています。
　続いて行われたアート体験では、4年生の児童がティンガティンガアートを制作しました。6色の絵の具を使って自分の色を作り出し、自由に描く特徴的な技法を学びながら、サイの絵に色を塗りました。児童たちは、背景をすべて塗り潰してから動物部分に色を重ねるという描き方に驚きながらも、好きな色で模様を描き、山や星を描き加えるなど、自由な発想でティンガティンガアートを体感しました。ヤフィドゥ氏は、ひとりひとりの作品を見て回り、色を楽しみながら描かれた作品を絶賛。最後に、児童全員で「アサンテ・サーナ！（ありがとう！）」とスワヒリ語で感謝の気持ちを伝えました。

※ティンガティンガとは、タンザニアが発祥のアフリカを代表する絵画スタイルです。

【ティンガティンガ原画展 第12回名古屋展】
日付：5月17日（金）～5月26日（日）
時間：月～木曜日 10:00～17:00、金土日曜日 10:00～18:00（最終日16:00）
場所：妙香園画廊6階（名古屋市中区栄3丁目14-14）
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