ある日の水遊び時のことです。

水泳帽子を取って水に浮かべたり、ゴシゴシと洗って遊ぶ子がいました。それを見て、周りのお友達の真似をして次々に水泳帽子を取って遊び始めました。しかし保育士としては、強い日差しの中、帽子はしっかりと被ってほしい...という思いがありました。

そこで、小さなハンカチと水を張ったタライを用意しました。子どもたちの興味はハンカチに向き、そこからは帽子を取ることなく、タライでハンカチを濡らし、洗濯遊びが始まりました。お友達と一緒になって「ごしごし！」と夢中になっていた子どもたち。

やがて、床の拭き掃除をし始めた子がいました。それを見た周囲のお友達が次々と真似をし始め、さらに床や椅子やプールなどをゴシゴシと拭き掃除遊びへと発展！

「ぴかぴか！」「きれいになったね」と保育士が声をかけると、子どもたちも張り切って、さらに磨きに力が入っていました。この遊びがとても楽しかったようで、その次の日の水遊び時にも、同じようにたくさん遊びました。