Sugiyama 椙山女学園

椙山女学園 椙山歴史文化館

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  • 椙山オープンカレッジ
  • 椙山人間学研究センター
  • 椙山女学園食育推進センター

設立趣旨

椙山歴史文化館 館長 椙山美恵子

「椙山歴史文化館」は平成21年6月、創設者椙山正弌の生誕130周年を記念して、下記のような趣旨のもとに設立しました。

1 学園の歴史を日本(世界)の歴史の中に位置づけて紹介する
2 学園の教育理念をアピールする
3 学園の基礎を築いてきた生徒・教職員の活動を紹介する
4 創設者の足跡と人を紹介する
5 学園に関係する人々の文化の交流ができる場とする

 本館の場所は、学園が大正13年に新設した山添町の校舎の塔の部分が復元されている場所を活かしています。この塔は学園に唯一残されている昔の校舎の姿を偲ぶことが出来る場所であり、また学園の象徴である「金剛鐘」が初めて吊るされた場所でもあります。

 本館は3つの室から成っています。一つは歴史展示室。ここは上記の設立趣旨の1、2、3を見ていただく室です。二つ目は正弌記念室。ここは設立趣旨の4を見ていただく室です。三つ目は設立趣旨の5を展開していく室です。この三つの室が一体となって椙山女学園の歴史と文化を紹介しています。
本館が、学園の関係者だけでなく、学園に関心を寄せてくださる全ての方々に親しんでいただける場であることを願っています。

椙山女学園 椙山歴史文化館
 
人間になろう

「人間になろう」とは

椙山女学園理事長 椙山正弘 私は本学園の教育理念「人間になろう」という言葉について次の三つの視点から追究していくことが重要であると考えている。

 まず 第一は「人間になろう」とは何かという理念そのものを追究する視点である。人類は生産手段を発達させ、生産力の向上によって豊かな生活をおくることができるようになった。今日では物質的に豊かな生活を謳歌できる。また美術や音楽など豊かな精神的文化も創造し、観賞している。このような豊かな生活は、人間だけが創り出し、人間だけが享受しているのである。しかし一方で今世界には貧しさがゆえに飢餓に苦しんでいる人々が多くいるのも事実である。さらに人間は現在、公害、自然災害、テロや戦争の危機、事件や事故など人間の生命さえも脅かされるというさまざまな危機的状況にある。あるいは生命の危機とまではいえないまでも、身体的にも精神的にも、人間らしくない状況におかれている例も少なくない。「人間になろう」は、そうしたいわば人間性の喪失状況から人間性を回復する、あるいは世界中の誰もが人間として豊かな生活を享受できるようにする、あるいは人間性の創出、人間尊重のヒューマニズムの精神を創造する視点であると考える。

 第二に、「人間になろう」は人生を生きるにあたって、人と人との協力とつながりが重要であるという視点である。人間は幸福や福祉、平和などといった人類全体のめざすものが本来の目的であるはずなのに、ともすると本来の目的が見失われがちな世の中である。だから今こそ私たちが人生を生きる本来の目的を果たすために、人と人とのつながり、つまり人類の協調・連帯という視点が重要であるといえるのである。

 第三に「人間になろう」ということは他者からの呼びかけであるが、自らが自主的・主体的に「なろう」とする主体の決意表明を呼びかけられたものとしても理解したいという視点である。

 著名な啓蒙思想家ルソーはその著「エミール」の中で次のように述べている。「私たちは弱いものとして生まれてくる。私たちには力が必要だ。私たちは何も持たずに生まれてくる。人間は教育によってつくられる。」つまり私たちは教育的な営みの中で主体的に学習していかなければ人間になることはできないというわけである。また、パスカルは「人間は一本の葦にすぎない。自然のうちでも最も弱いものである。だがそれは考える葦である」として、人間は考えるからこそ、他の動物や植物とは異なるのだと言っている。つまり、人間は自ら考えることによって、学ぶことによって、はじめて人間になる、ということである。はじめは不思議だな、と思う気持ちを大切にすることであるし、日常の平凡なことと思えることでもそれを大事にし、そこに驚きと旺盛な好奇心を見出し、その発想から出発して深く考える想像力や創造力を育てたいものである。苦労して考え、それによって得た知は力となり、これを達成できた時の喜びは、苦労のし甲斐であって、単なる快楽ではなくて真の喜びである。そして人のため、社会のため、人類のために貢献できることを、成し遂げて得る喜びこそは、まさに本当の生きがいであるといえよう。こうした生きがいを獲得した人間ははじめて人に対する思いやりを備えた人間性豊かな「人間になる」ことができるという視点であるといえよう。

 「人間になろう」という教育理念は、単に個々人の精神主義的な修養の目標であると解されるだけでなく、人間性の復権、人間尊重のヒューマニズムの精神を、人類の連帯によって達成が目指され、「人間」という目標に向かって自らが実践する自覚と主体性の重要さが理解されてはじめて、「人間になろう」は、その今日的意義が明確化され、未来への課題と展望をきりひらかせるのである。私たちは、「人間になろう」という言葉の積極的意義をいくら強調しても、決して強調し過ぎることはないのである。

(創設者椙山正弌生誕130周年記念日)平成21年6月26日

椙山女学園理事長 椙山正弘

 

椙山正弌略歴

 明治12年岐阜県に生まれる。女子教育を志し、裁縫教育先駆けの東京裁縫女学校(現、東京家政大学)の入学を希望するが、男子であることを理由に入学を断られる。その後、熱意が認められて校長渡邉辰五郎の門下となった。明治38年には、妻・椙山今子と共に名古屋裁縫女学校を設立し初代校長となる。人づくりこそが教育の礎であるという椙山女学園の思想は、「人間になろう」という教育理念として、今も受け継がれている。

椙山正弌
 

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