10月31日（木）、附属小学校5年生を対象に、「菌床しいたけ栽培教室」を行いました。この教室は、生しいたけの「生産量日本一」である徳島県の協力により、しいたけの栽培体験を通じ、農業や食への関心を高めるとともに、自ら育て、触れることで、しいたけに対する食べず嫌いの解消に繋げることを目的に昨年から実施しています。
　徳島県名古屋事務所長によるしいたけ食育学習では、徳島の農作物を学び、きのこクイズでは、光るきのこや昆虫・動物のフンの上に生えるきのこの存在を知り、珍しいしいたけの生態に驚いていました。また、徳島県から提供いただいた、オガ粉や木材チップ、植物由来の栄養分と水を混ぜ合わせて固めた、しいたけにとっての畑である「菌床しいたけブロック」について、発生処理や栽培方法を教えていただきました。
　その後、各クラスで児童たちが水やりなどの世話をしたところ、あっという間にどんどんと成長し、1週間もたたないうちに立派なしいたけが菌床ブロックを埋めつくしていました。大きく育ったしいたけは、児童たちが収穫し、家に持ち帰り、各家庭でその味を楽しみました。しいたけの成長を目の当たりにして、これまで漠然としていたしいたけのことが児童たちなりによく分かり、身近に感じられるものとなったようです。