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平成30年度第3回人間講座を開催しました

平成30年度第3回人間講座を開催しました

2018.09.28

 9月27日(木)、人間関係学部准教授の舛田亮太氏を講師として、平成30年度第3回人間講座「ひきこもり支援を考える」を開催し、54名に参加いただきました。
 舛田氏は、最初にひきこもりの定義について、一時的な人との接触拒否や登校拒否状態を指すのではなく、「社会的な関わりが少なくなり、就労や就学などの自宅以外での活動が長い間見られない状態」であることを説明しました。また、ひきこもりの成因は、社会的要因、発達的要因、精神的要因の3つに大別されることを解説しました。
 次に、「ひきこもり」の特徴を以下のとおり説明しました。
 ①自傷・破壊行為を行うこと、家族への罪悪感が高い
 ②相談する相手を求めることや相談したいという意識が低い
 ③支援として本人が相談にくることを待つ支援スタイルだけでは不十分
 続いて、講座の参加者(受講者)と模擬事例を用いて、ひきこもりへの対処方法を用紙に書き出し一緒に考えました。その中で、相談を受けるポイントとして、来談理由、相談意欲、他機関連携の必要性を考え、一つひとつを丁寧に聞いていくことが重要であるなど、様々な事例を示しながら説明しました。
 最後に、ひきこもりの成因は違っても、本人の様々な現状を一つひとつまとめて多方面から支援し、本人の主体性を引き出していくことが大切であることを結びとしました。